| 『採用の超プロが教えるできる人できない人/安田佳生』(サンマーク文庫) |
著者の安田佳生氏は株式会社ワイキューブっていう人材コンサルタントの会社の創業者・社長です。他に『伸ばす社長つぶす社長』『仕事の選び方人生の選び方』という文庫本(どちらも『採用の超プロが教える』という前フリつき)が書店に並べてあったので3冊一緒に購入したのは1年ほど前だったでしょうか。タイトルの本は以来読んだのが今回で3回めです。
この本の中で一番説得力があったのは「日本は不景気なのではなく、人材レベルが下がっただけ」という一文。なんかヘンなミス多いですもんね。証券会社の端末の操作ミス、電車の運転ミス、警察の捜査ミス、機密の流出・紛失、医療ミスとか教育現場の「?」な指導とか・・・。人材レベルというよりも「人間能力」じたいが下がっていると思います。
加えて安定志向に拍車がかかり、「できる人材」は大企業か官公庁に入る。で中小企業に来る人は「できない」烙印を押された人たち・・・となります。こんなところにも格差社会か・・・。「どんな大企業も最初は中小零細だった」とはいいますが、なんか上からの圧迫感が昔とは違う感もあります。
今どきの面接はしっかりしたマニュアルが存在するので、そつなく対応してくる人が多いように思える反面、だからこそやる気がないというか、積極的でない人っていうのはわかりやすくなりました。事前に会社のHPを見ていなかったり、「何か質問がありますか」という問いかけに「ないです」と返したり・・・。本当に入社したいんかなあって思わせる人っていうのはいます。応募書類でもわかるけどね。
ウチのような小さい会社でも「キツいなあ」って入社をお断りする人が存在します。彼ら彼女たちはどこに行くのだろう・・・って心配してしまうほどなのですが、ホントどうしてるんでしょうねえ。
本の最後に、安田氏が「夢は何ですか」という質問への答えに最も窮するとありましたが、これは確かに難しいなあ。なんか昔、私がクソガキだった頃に「お父さんの夢は何?」と訊いて困らせたことがあることを思い出しました。親父は「お前が立派になることや」とか言ったよう気がします。いや、「医者か弁護士になってくれたら十分や」と言った気もするなあ。すみません、見事に夢をぶち壊してしまいました。おとんの夢をこっちに背負わされてもなあ・・・・。親父になった私は、息子に訊かれたらなんて答えましょう?「100万馬券とること」なんて答えは「いかにも」で夢がないよなあ(笑)。だけど子供たちには夢を持ってほしいですね。そんな世の中であってほしいと思います。
他の2冊もまた読んでみようっと。
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