| 追悼 植木等 |
昨日は風邪っぽく「またインフルエンザかな?」ということで帰宅後ダウン。今年はウイルスと相性がいい(?)のか、はたまた単に歳を重ねて体力が落ちているだけなのか・・・。たぶん後者でしょう。
植木等さんの訃報が大きく報じられました。昨年の青島幸男さんの葬儀に参列したときには酸素吸入器を装着していたので「具合がよくないんだなあ」とは思っていましたが・・・。
実はクレイジーキャッツに入れこんだ時期というものが私めにもありました。「シャボン玉ホリデー」なんかは物心がついたときにはすでにクラシックだったし、ハナ肇さんとか谷啓さんとかピンでの活躍のほうが印象的なんですが・・・。
大学4回生のとき、久しぶりに会ったツレに「これから就職活動とかするん?それやったら植木等の映画は見とかなアカン」というご推薦(?)に預かってレンタルで借りた「ニッポン無責任時代」「日本一のホラ吹き男」「日本一のゴマすり男」を3本立てで一気にみたのが最初でした。
いやあ、感動しました。こんなサラリーマンやったらなってみたいわぁって。会社の面接で社長に「いやぁ君が社長かぁ。安心したまえ。私が入社したらこの会社は安泰だよ、アッハハハ」みたいなことを言うんですもんね。どっちが社長やねんって感じでした(笑)。大学生に「尊敬する人は?」と訊いたら「植木等」という答えが一番多い時代もあったとは聞いてはいましたが納得しましたなあ。
で映画では飽きたらず「クレイジーキャッツDX」なるベスト盤を借りてきてヘヴィローテーションで聴きました。当時ユニコーンがサラリーマンを題材にした「大迷惑」や「働く男」などを出していましたがそれよりも20年以上も前にサラリーマンをネタにしていたんですね。「日本で一番フラストレーションを抱えているのはサラリーマン」とはいいますが、そういう意味ではクレイジーキャッツもユニコーンも日本のパンクだったのでしょうか(笑)。
バブル絶頂期に就職活動した私は植木等さんのおかげ(?)でめでたく内定をもらって晴れて社会人の仲間入り。私の就職が決まったときに弟がひとこと。「これでアニキも植木等になれるねぇ」。
今から思えばナメた就職活動だったからでしょうか、転職を繰り返すハメになり現在に至っていますが、そんなのも「あり」かなと思っています。当然植木等さん演じるサラリーマンのようにはなれませんが「そのうちなんとかなるだろう」とか「とかくこの世は無責任 コツコツやるヤツァご苦労さん」とか肝に銘じて会社に行っています(って大丈夫か?>オレ)。
今となっては一番実感するのが、競馬でスッカラカンになって「馬で金もうけしたヤツぁないよ」って言っておきながら、たしなめるでも嘆くでもなく「わかっちゃいるけどやめられねぇ」と居直るずうずうしさ。ホンマに親鸞上人の教えに沿っているのかな(笑)。ところで「スーダラ」ってどういう意味?
天国に行ったら独特の笑顔とステップで「よぉ〜っ、久しぶり」って旧友との再会を喜んでいそうだなあ。久しぶりにクレイジーの映画見ようかな。
また一つ「昭和」が消えました。ご冥福をお祈りします。合掌・・・・。
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