| 『何のために働くのか』(北尾吉孝著・致知出版社) |
日経新聞の広告で見て面白そうだったので。会社の日経新聞を読むようになって、記事よりも書籍の広告に目がいってしまいますね。
著者の北尾氏は、ライブドアとフジテレビが株でゴタゴタしたときに「ホワイトナイト」としてメディアに登場しましたね。テレビによく出ていました。
「証券会社出身」とか「孫正義の参謀」っていうイメージからドライな方だと勝手に思いこんでいたので、なんか道徳の教科書のようなタイトルを見た時には意外に思いました。もともと中国の古典に親しんでおられたり江戸時代の儒学者の血を引いていたりと、文中でも論語や四書五経から数多く引用されています。
日本では「公に奉ずる」ことが仕事観の根底にあり、アメリカでは自己実現など「自分のため」という考え方に仕事があると書いてあります。アメリカのビジネスエリートは40代までに稼ぎまくって、リタイア後の生活に人生の比重を置くという生活設計ですね。日本でもITバブル以降そんなライフプランを選択する経営者もいるようです。
だけどアメリカではリタイアするまでに数多くのエリートが離婚するそうですね。それを良しとするのも悪しとするのも人それぞれですが、筆者は当然「悪し」という立場です。「仕事とは天命に従って行うもの」としています。
「「運」と「機」を味方につける」という項の中で北尾氏ご自身の運気のチェックのしかたが面白かったです。なんと「ソリティア」を毎朝3回やって計るんですと。なんか好きになりました(笑)。
私は今の仕事好きですし、何のために働いているのかと訊かれたら「好きだから」と答えるかな?天命とか天職とまでは言う自信はありませんし、土日の休みは欲しいけどね。仕事よりも好きな競馬があるから(笑)。馬券で「スル」ために稼いでるみたいなとこは少しはありますね。あらら・・・。
「人を動かす」ことが使う側の経営(「人」を「動」かす=「働」かせる)なら「「人」が「動」く=働く」ことは使われる側の経営ともいえるのはないでしょうか。意識を高く持って仕事をしたいものです。
ちなみにこの本の感想文のコンテストがあるようです。
http://www.chichi.co.jp/news//910.html
もう2,3回読んで送ってみようかという気になっています。賞金狙いで(笑)。でもこんな機会を設けて感想文を読んであげようってところはなんか「いい人」ですよね。こういう方が経済の中枢にいるってまだまだ日本も捨てたもんではありません。
帯には「若いビジネスマンに伝えたいこと。」とありますが、私のような「おっさん」にも十分伝わる本でした。心機一転頑張ってみようかなという気になりました。春だし。
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