| 『増量・誰も知らない名言集』(リリー・フランキー著・幻冬舎文庫) |
BOOK OFFで購入。300円なり。 リリー・フランキーさんは今でこそ『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』で大ベストセラー作家になられましたが、私がその存在を初めて知ったのは、かれこれ20年ほど前。当時創刊したばかりの音楽誌「クロスビート」のディスクレビューのコーナーでイラストを書いてはりました。
1コマか2コマのイラストだったし、「クロスビート」は今では立ち読みもしませんが、それでも覚えているのはその内容にインパクトがありすぎたから。猥雑で「こんなん、ええんかな?」と思われるほどでした。もろに「性器」の絵もあったりして、それでいて朴訥とした感じで好きでしたなあ。今もCMで氏のイラストを見るとちょっと「ドキッ」とします。
そんなアンダーグラウンドな雰囲気満タンな氏がテレビにも進出。「ココリコのミラクルタイム」で見かけたときには「おお、これがあのリリーさんかあ」と思ったものでした。いや、それよりも前に加藤紀子と熱愛報道(当時は加藤紀子のほうが扱いが大きかったけど)でお名前を拝見したときは「リリーさん、やるねえ」ってしみじみ思いました。
この本は自称「名言コレクター」のリリーさんが周囲の人から何気なく、または切羽詰まって、もしくは悟りの境地から思わず口をついて出た「お言葉」が書かれてあります。リリーさんが集めた名言だからいわゆる「下ネタ」絡みが満載です。
「女はね、女になったら終わりなんですよ」(ロリコン界のダース・ベイダー卿・41歳) とか 「中で出してないから、ヤッてない」(当時無職、薬物依存症の男・26歳) とか・・・。 こういうセリフをリアルに耳にすることが出来るなんてすごいなあって感心してしまいます(笑)。
名言も名曲もタイミングなんでしょうな。言葉も音楽も受け手を選ぶことができませんからねえ。だからこそ「それなりの人」から発信されることを欲しているのかもしれません。
『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜』。ドラマ化も映画化もされてキャスティングもそれぞれ違うのですが、ボクは大泉洋さん、オカンは樹木希林さんがいいかな。オトンは・・・。蟹江敬三さんも泉谷しげるさんも小林薫さんもちょっとピンとこないんですよね。まあ「時々」だから・・・・。
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