| 『麻雀放浪記』(和田誠監督・真田広之主演) |
浅田次郎氏の本を読んでいたときに「あ、見たいなあ」って思ったのでレンタルで借りてきました。阿佐田哲也氏の原作はBOOK OFFにもあったけど牌がいっぱいで・・・。実は麻雀、ほとんどわかりません(笑)。ゲーセンのやつとかは一時はまったけど、あれチョンボ取らないし。ちなみにパチンコの「麻雀物語」にはメチャはまりました(ヤクとか全然関係なかったけど)。CR機が出る前だから大昔の話ですが・・・。今はギャンブルは競馬だけ。
映画は一時期よく見ていました。TSUTAYAで返しては借り、借りては返しって感じでした。関西ウォーカーなんかで映画館で上映している作品をチェックしたり・・・。今はあまり見る機会もありません。最後に見たのが昨年秋にはまった『仁義なき戦い』の5部作でした(笑)。
で『麻雀放浪記』。1984年上映とあるのでかれこれ20年以上前の作品となりますが、映像がモノクロームで、戦後まもなくという時代設定だからでしょうが、自然です。真田広之演じる「坊や哲」が「ドサ健」(鹿賀丈史)、「上州虎」(名古屋章)、「出目徳」(高品格)といったバイニン(勝負師)にもまれていくというストーリー。それぞれの登場人物に「浮き沈み」があってバクチの冷徹さがにじみ出ています。加賀まりこや大竹しのぶといった強力な女優陣が男くさい世界に花を添えます。
金銭だけでは飽きたらず、不動産(といっても自分のではなくオンナの)を賭けたり、自分のオンナを質に入れてタネ銭を工面したりと、まあ大変な世界です。「女房を質に入れても」とは言いますが、それほどにまで麻雀に入れこんでいる男たちばかりです。
パチンコもそうですが、麻雀にしても勝負のインターバルが短いので、「流れ」とか「アヤ」て見抜くのはそう難しいことではないと思うんですよね。「今日はアカン」とか「なんとなく勝てそうな感じ」とか・・。ただインターバルが短い分「流れ」が早くなり、「アカン」ってわかったときには流れに巻き込まれるってことが多々ある。
馬券はそれらのバクチと比べると勝負の間隔があるし、その分流れがわかりにくい。冷静さを保つことは麻雀なんかに比べたらできそうな気もしますが、その分流れに乗り切れないような気もします。でも乗ったときはスゴいことになります。間隔とか関係なしでしょうね。
それに麻雀は敵は3人(3人打ちだと2人)だけど、競馬はJRAが敵だから(笑)。バイニンもJRAも「ほどよく巻きあげる」ために細工もしますが、それをうまくかすめ取るかが勝負になります。「駒の上げ下げ」ですな。勝負どころを見極めなくてはなりません。
『仁義なき戦い』(の最初)も『麻雀放浪記』も終戦後まもなくという設定ですが、「人間て動物やねんなあ」と思わせるほどの生命力とバイタリティ。映画だからでしょうけど、それでも「たくましさ」を感じさせてくれました。今じゃ「逞しい」って死語に近いもんなあ。競馬のパドック解説くらいでしか聞かなくなりました(笑)。
「movie」ってカテゴリーで次に書くのはいつになることやら?
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