Anyway the wind blows・・・・・
こいのぼりストーンが読んだ本や聴いた音楽、そして競馬について語ります。
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『簡単に、単純に考える』(羽生善治・PHP文庫)
羽生さんは言わずと知れた将棋の第一人者。前人未踏の7冠を達成した人です。「勝負師」というには柔らかすぎる風貌ですが、そのくせ女優の畠田理恵さんと結婚したりと「人は見かけによらんなあ」と思わされることが多かった人(?)でもあります。

タイトルの「簡単に、単純に考える」というのは実に難しい。仕事でも、何でもないことを難しく考えてムダに動いてしまったり、馬券でも「難解」とされるレースほど買い目が多くなるけど、結果は人気サイドで治まったりすること、多いですよね?

『簡単に、単純に考える』は羽生さんが、二宮清純さん、平尾誠二さん、ロボット工学の権威の金出武雄さんと対談したものをまとめた本です。

「「型」がないのが、最強の型である」
「完璧に勝つよりも、一手違いで勝つことに意味がある」
「情報は「選ぶ」よりいかに「捨てる」か」
「問題を発見するのは「分析力」ではなく「洞察力」」

ある種の境地に達した人は「省く」ことに重点を置くようです。

私が小学生だった頃は、将棋は野球と同じく「必須」でしたが、私はまあ弱かったですね(笑)。オセロとか五目並べとか、ヘタなんですよ。数字を扱う仕事をしているとこの手のゲームは強いと見られ勝ちなんですが、頭の中はめちゃくちゃ「文系」なんです。お金の計算が人より速いだけで(笑)。

幼いなりに勝負事をしてると自分の器量がわかってきますよね。「自分にはバクチの才能がないねんや」。

バク才がある子っていうのは物怖じしない。というか、将棋でもTVゲームでもギャラリーを引きつけよるねん。運を巻き上げるというか・・・。近所にはそんなことができるガキが何人かいましたね。私がギャンブルで痛い目にあわないのはそのときに「身の丈」を思い知ったからでしょう。そういう試験の場みたいなもんは人生の節々において必要な気がします。
「負けることができるうちはとことん負けたほうがええ」

と話がそれましたが、この本を読みながらそんなことを思い出しました。仕事や人生についても考えさせてくれることが多かった本です。


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