| 『ツキの法則 「賭け方」と「勝敗」の科学』(谷岡一郎著・PHP新書) |
『オールイン 運命の愛』も佳境に入り、残すところあと3話。
主人公はギャンブラーなのですが、話中で、アメリカの大学教授からポーカーなどを確率論から伝授してもらうシーンがあります。向こうはカジノの本場なので経営学の見地から、または数学の一部としてギャンブルを捉えているようです。日本でもカジノ解禁の動きがありますが、こちらは賛否両論で、水面下であれこれ「やりあっている」状態みたいですね。
そんなドラマのシーンに刺激された(?)わけじゃないですけど、書店で目にした本書。『プロ相場師の思考術 「運」と「ツキ」の考え方』(高田智也著・PHP新書)の中で「おすすめ」となっていたので読みました。
結論から言いますと「ギャンブルは負けるようになっている。そんなギャンブルを最大限に楽しみ、大負けしない方法を解説」することを目的とされています。
日本では控除率の低いカジノはなんやかんや難癖をつけられて認められていませんが、それよりもタチの悪い競馬などのレース、それに「悪徳商法」の宝くじが官公庁の管轄のもと公営として認められています。
競馬を長年やっている人でもほとんど無自覚なのが控除率(かくいう私も最近までは全然意識してませんでしたが)。単複で20%、その他の馬券で25%をテラ銭として引かれていて、さらに10円未満の配当も切り捨て。JRAにはそれら以外に期限を過ぎた当たり馬券の払い戻しもあるのでまさに笑いが止まらない商売。ノミ屋も暗躍するわな。
そんな割にあわないギャンブルに勝つというのはムリなので、いかに負けを抑えるか。
・買い目を絞る ・金額を同一にしない(コマの上げ下げをする) ・「大穴」を狙う
「競馬は割にあわない」とする著者が一目置いているのが乗峯栄一氏です。どっかのスポーツ新聞でコラム持っていましたが、今も続いているのかな?私なんか印象的だったのは、複勝コロガシでうまく転がって60万円をこえた元手を全部ダービーでイシノサンデーにつっこんだこと。当時は結構話題をよんでいたと思います。
以前書いたことのある「一人胴元」の話も書いてありました。これが一番損しないやり方なんでしょうね。「やらない」というのがそれよりもいい方法なんでしょうけどね(笑)。
「競馬最強の法則」では馬券で生活している(とされている)人がよく登場しますが、その多くは控除率の低い単複に多額の賭け金をつっこんで的中させるというパターンが多いように思います。ストライクとボールも見極めができて、絶好球にフルスイングという感じですね。
頭ではわかったつもりでいてもねえ・・・。だけど「知っている」のと「知らない」のとでは大違い。何事も勉強ですな。バクチ好きな方にはおすすめの一冊です。
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