| 『たいやきやいた』 |
(詞;サンプラザ中野/曲;ファンキー末吉 歌;爆風スランプ 1984年(昭和59年))
私め、高校のときは軽音楽部に所属しておりまして、日夜ギターの練習に明け暮れておりました。 ベースでもドラムでもヴォーカルでもなく、なぜにギターかといいますと、そりゃ「カッコええ」からでしょ うな。特にハードロックではギタリストはアイドルですからね(高校ではSEX PISTOLSとかのパンクを コピーしてたのですが)。
で、バンドをやると演奏だけじゃなくてルックスやアクションなんかも研究せんとアカン。 当時はようやくテレビでも「動く外タレ」が拝めるようになりまして、ビデオクリップをかけてくれる番組も でてきました。 「ベストヒットUSA」なんかはその先駆けともいえる番組(それよりもちょっと前にKBS京都製作の番組 があったと思いますが番組名忘れた・・・)なんでしょうが、私なんかが一番お世話になった番組とい えば「SONY MUSIC TV」になります。
金曜の深夜11時半くらいから3時くらいまでひたすら音楽のクリップを流しまくる番組。 MCや曲紹介などもなく、3時間半もの間ホント流すだけ。 深夜なのに途中眠ることもなく、目をギラギラさせて見入っていました。
「おお、こんな格好でギター弾くんかいな」とか「この動きは今度のスタジオでマネしてみよ」とか今か ら思えばまさに「若気のいたり」ですけど、深夜3時までテレビ見て、朝起きたら学校行くねんからそう としかいいようがない(笑)。
そんな番組の中で、国内のアーティストのビデオを3曲ほどかけるコーナーがありました。 洋楽偏重の私からすると「休憩かあ・・・」と気が抜ける時間帯になるのですが、ある日の番組内で かかったのが表題の曲。 それではご覧になってみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=aiZoHItszfU
「衝撃」でした。「なんじゃ、こりゃ?」て感じで、真夜中にかたまってしまいました。 『たいやきやいた』、最高〜っ!あとに流れた曲なんて耳にも目にも入りません。 ホント度肝抜かれました。「こんなん、ありなんかぁ〜?」
次の日、学校行ったら軽音楽部のヤロウどもの間では爆風スランプの話で持ちきり。 パンクだのヘヴィメタだの、そんなん超越した感じで、みんな感動してましたね。 「この曲、バンドでやろうや?」っていうヤツも多数いましたが、「そんなん畏れ多いで。あの曲をコピ ーしようとするなんて・・・。」という声のほうが多かった。譜面もなかったし(笑)。
こんな風に衝撃を受けたヤツらがいたのは何も私が通っていた高校だけではなかったようで、そのあ との爆風 スランプの活躍はみなさんご存知のとおり。だけど「紅白に出たい」とか「目標はベストテン1位」とか 公言するようになって、最初は「ネタやろ?」と思っていたけど曲もコマーシャルなものになりました。 (実際『RUNNER』とか『リゾラバ』とか『月光』とかヒットした曲もありますし) だから爆風スランプの世間のイメージは、『たいやきやいた』のPVで見せたパフォーマンスとはかなり かけ離れたものとなりましたが、私はあの衝撃が、初めて見て20年以上たった今でも忘れることが できません。
ちなみに、このPVの演出は手塚眞氏。カネかかっていないように見えて、実は1,000万円以上の製作 費なんだとか・・・・。 それにしても「小麦粉パワー」って何?未だ謎だ(笑)。
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