Anyway the wind blows・・・・・
こいのぼりストーンが読んだ本や聴いた音楽、そして競馬について語ります。
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『時の過ぎゆくままに』
(詞 阿久悠  曲 大野克夫  歌 沢田研二  昭和51年(1975年))

やっと昨日、TSUTAYA DISCASで『悪魔のようなあいつ Vol.1』が届きました。
これは使えない3億円と、脳の難病に苦しめられる3億円事件の犯人という主人公を沢田研二が演じ
ています。

TBSのドラマのディレクター久世光彦から阿久悠に、「沢田研二で連続ドラマを作るのだけど、ストーリ
ーを考えてくれないか」と持ち込まれたのがきっかけで作られた作品だそうです。

ジュリーは、TV番組には分け隔てなく出演していて、歌番組はもちろんのこと、バラエティ番組での
露出も高かったように思います。
『8時だヨ!全員集合』でも歌って、体操して、合唱団でまた歌って(笑)と、2枚目ぶりと3枚目ぶり
がイヤみなく板についたスーパースターでしたね。

当時は私も小学生で、ジュリーの派手な衣装や、マネのしやすい歌い方に夢中になりました。
で、you tubeなんかで当時の映像を今見るとめちゃくちゃイケてるんですよね。
ミック・ジャガーやデヴィッド・ボウイの影響がすごく感じられるのですけど、それがモノまねではなく
てジュリーの世界になってるところがすごい。
あの頃の「神懸かり」の姿と今の姿のギャップがあまりにも大きすぎて、ファンの落胆を誘うことにも
なっているのでしょうけど。

『悪魔ようなあいつ』のエンディングでジュリーが歌う『時の過ぎゆくままに』です。

http://www.youtube.com/watch?v=1kkRsrKhb7o

若山富三郎と藤達也の「胡散くささ」が70年代ぽくって好きです(笑)。

このドラマ、暴力シーンや濡れ場が結構激しくて、「こんなん、TVで放映してたん?」と思ってしまった
ほどなんですが、3億円事件の時効とともに迫りくる死期に蝕まれていく(といっても、私、まだ1話し
か見てませんけどね)影のある主人公を見事に演じています。
今でもジュリー以外にこの役をできる人はいないんじゃないかと思うくらいに・・・・。

脚本は長谷川和彦。
のちに映画『太陽を盗んだ男』でタッグを組むことになるのですが、この作品ではジュリーは原爆を作
って日本政府を脅迫する化学教師の役をやっていました。
これもはまり役でしたな。

この曲は、最初に沢田研二をイメージして阿久悠が詞を作って、久世光彦が、作曲を井上忠夫、加瀬
邦彦、荒木一郎、都倉俊一、大野克彦の6人に発注したそうです。で採用となったのが大野克夫の
曲。ボツになったとはいえ他の曲もどんなんだったかすごく興味があります。
こんな贅沢な曲作りができた時代だったのですね。

とはいえ、この曲は唯一無比。現行バージョン以外には考えられませんよね。
私の中では70年代への鎮魂歌(レクイエム)。
この曲が沢田研二のために作られたことに奇跡を感じます。

ドラマの続きも楽しみだ・・・・。


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