| 「アナーキー・イン・ザ・UK/セックス・ピストルズ」 |
いやあ、毎日毎日暑い日が続きます。 「このまま夏が終わらなかったどうしよう?」と思ってしまうほどですが、そう考えると暦っていうのは 結構偉大なもんだったりしますよね。秋が来て冬が来ると思えばこそ夏も乗り越えられるってことで す。
そんな夏でも音楽好きにはたまらない季節だったりするわけで、世界のあちらこちらでロックフェスが 大盛り上がり。日本でもすでに終わったイベントがあればまだまだこれから控えてるイベントもあり チケットを間違って持っていかないように・・・と心配してる人も多いかもしれませんね。
今週の土日はサマソニが大阪と千葉で開催。 そのサマソニに今年はなんとセックス・ピストルズがやってくるのですよ。
セックス・ピストルズには思い入れがありまして、高校生になって初めて組んだバンドでやったのが 「アナーキー・イン・ザ・UK」なんです。 本当はハードロックとかヘヴィメタをやりたかったギタリストの私。だけど技術が気持ちに追いつかな かったので「とりあえずは・・・」と始めたパンクバンド。オリジナルはこんなんでした。
アナーキー・イン・ザ・UK/セックス・ピストルズ
最初は「下手クソ」「粗雑な演奏」とパンク=ファッションだけという先入観があったのですが、初めて 聴いたときの感想は「案外まともやん?」ってことでした。 ライブはともかくデビュー作にして唯一のオリジナルアルバム『勝手にしやがれ』は今じゃロック史上 の金字塔ともなってしまったアルバムですからね。そこそこ常識にはかなっています。 最近某誌でこれがベストロックアルバムに認定されたときはクレームも多かったらしいけど。
で実際にバンドを組んで、ピストルズを演奏してみて思いましたが「こりゃカン違いさせるなあ」。 いや、ほんと文化祭なんかでステージにあがって1曲かますと違う人格ができるのですな。パンクム ーブメント勃発までは技術やら機材やらでやたらハードルが高かったのに、セックス・ピストルズの出 現で「あれくらいならオレたちでも・・・」と本職にしてしまった人の数限りしれず・・・・。 ま、音楽だけではないですからね、ファッションやデザイン、映像などパンクが及ぼした影響ははかり しれないでしょう。
ま、私もご多分にもれず「カン違い」させていただきまして、「音楽でメシを食う」ことを夢見た時代もあ りましたが、幸か不幸か私がバンドごっこしていたときはパンクムーブメントがすで終わっていて、あの バンドブームが始まる前という、日英のムーブメントのはざまだったいうことで今はカタギの生活をして おります(笑)。
そうそう、私が高校でバンドを組んだときに「INUってバンド、凄いねんで。アルバムタイトルが『メシ食 うな』っていうて・・・」とヴォーカルの子が熱く語っていましたが、そのINUこそが芥川賞作家の町田康 氏です。なんと同じ高校の先輩でした。セックス・ピストルズに影響された町田先輩。あちらはパンク 道を今もまっしぐらです。
セックス・ピストルズなんてバンド名も口にするのが恥ずかしかったり、ガーゼTシャツが欲しくてロック 座に行くも店の雰囲気に圧倒(パンクやヘヴィメタの店員が怖かっただけなのですが)されたりと今思 出すと「ヘタレな青春」だったなあとしみじみ・・・・。
メンバーも50を超えて「アナーキストになりた〜い」なんて歌うのもどうかなと思いますが、何よりもこ の灼熱の中、野外ステージでぶっ倒れないように頑張ってほしいもんです。
え、私?私は現場に行きませんよ。体力に自信がないし、一人で行ってもねえ・・・・。 秋頃に放映されるであろうサマソニのダイジェスト番組を楽しみに待つことにしましょう。 ああ、40になってもヘタレだなあ(笑)。
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